規約

第1章 構成

Asia Graduate School of Theology/Japan(AGST/J)は、アジア神学協議会によって認定された神学教育機関によって構成される。

第2章 運営

本校の運営は、AGSTの規則にのっとり、運営理事会がこれを行う。

第3章 事務局

本校の事務局は、本校校長が所属する神学教育機関内に置く。

第4章 教科課程

本校はAGSTの教科課程に準拠して、Th.M.課程、D.Min.課程、Th.D.課程などを置く。

第5章 運営理事会

  • 運営理事会は、構成神学教育機関より原則として各2名の選出された理事および評議員会からの代表で構成する。
  • 運営理事会がオブザーバー校として認めた神学教育機関より、原則として各2名の代表が運営理事会に出席することができる。
  • 運営理事会の任務を推進するため、理事長、書記(邦文書記、英文書記)および会計を選出する。
  • 運営理事会は、その会合を少なくとも年2回、開催するものとする。
  • 運営理事会は、本校の運営の最終責任を負う。

第6章 評議員会

  • 本校の使命の遂行を援助するため、評議員会を組織する。
  • 評議員会は、本校の規則にそってなされる神学教育の推進に関心をもつキリスト者によって組織される。
  • 運営理事会は、アジア神学協議会加盟の神学教育機関、評議員会、または理事の推薦を受けた者を評議員として承認する。
  • 評議員会に会長ならびに書記を設ける。会長と書記は、理事として運営理事会に出席する。

第7章 教授会

  • 本校の学務を統括するため、教授会を置く。
  • 教授会は、本校校長、教務主任、Th.M.主任教授、D.Min.主任教授、Th.D.主任教授、各センター長、および校長が指名する者によって構成される。
  • 教授会は、教育方針およびカリキュラムを策定し、教授・研究指導をし、入学・卒業の判定を行なう。
  • 各研修センターの教育活動を統括する。

第8章 校務

本校の通常の校務は、校長、教務主任、各課程の主任教授の指導のもとに事務局(所)が統括する。

  • 校長
    a 校長は運営理事会で理事の中より選出され、その任期は2年とし、再任を妨げない。
    b 校長はAGST Councilに対して、日本校を代表する。
  • 教務主任
    a 教務主任は教授会で選出し、その任期は2年とし、再任を妨げない。
    b 教務主任は校務を統括し、各課程の主任教授の働きを調整する。
    c 教務主任は、教務に関する諸記録を管理する。
    d 教務主任は、学生の在籍管理をする。
  • 主任教授
    a 運営理事会は、各課程にその責任者として主任教授を置く。
    b 主任教授は、校長および教務主任と協議の上、教授会が任命する数名の各課程の教授と共に、入学者の選考、入試問題の作成、カリキュラムの立案、学課指導、論文審査、卒業審査などを行う。
  • 研修センター
    a 運営理事会は、校務の円滑な運営のために、研修センターを置くことができる。
    b 研修センター長は、教務主任および主任教授との連携を計り、当該研修センターの運営を統括する。

第9章 教授および講師

  • 教授は、教授会の推薦をうけ、運営理事会で選任される。
  • 講師は、教授会において選任される。
  • 本校の教授および講師は、会員校および協力会員校の教師の中から選ぶ。ただし、教授会が必要と認める場合は、会員校および協力会員校以外の教師から選ぶことができる。

第10章 財政

  1. 運営理事会は年間予算を立て、会計を管理する責任をもつ。
  2. 運営理事会は、授業料および他の諸費用を必要に応じて決定または改正する。
  3. 本校の諸経費は、授業料収入、献金その他でまかなうものとする。
  4. 経済援助を必要とする学生のために、奨学資金制度を設け、これを理事会の運営のもとに置くことができる。
  5. 本校の会計年度は9月1日より翌年8月31日までとする。
  6. 参加校の関係者の中より、2名の会計監査を選ぶ。会計年度終了後、2カ月以内に監査を行い、その結果を運営理事会に報告する。

〈付則〉

  • 本規約の施行については、運営理事会の承認のもとに別に細則をもうけることができる。
  • 運営理事会が本規約の改正の必要を認めた場合、理事の三分の二の承認を得て、改正することができる。
  • 本規約は2006年2月20日に運営理事会の承認をもって改定され、同日から施行する。
  • 本規約は2011年9月12日に運営理事会の承認をもって改定され、同日から施行する。