AGST/J関西研修センター2026-2027年度秋学期コースの内容と日程を下記のとおりご案内いたします。2025年秋学期から(100分+10分休憩+100分)×6回授業になっています。授業のレジメ資料等はデータにてメール配布いたします。(コピーは実費片面印刷1枚10円を頂きます)
■講義日時 2026年9/7、9/28、10/5、10/19、11/9、11/30 各月曜日
■単位/各科目2単位
■会場/神戸ルーテル神学校
■講義主題/担当講師
午前 9:00~12:30
『ローマ書とエゼキエル書の比較研究』(NT) 小山英児師(大和カルバリーチャペル牧師)
6回 2単位 対面(9/28のみ)・ Zoom・録画
新約学において、旧約聖書と新約聖書の関係、すなわち両者の連続性と非連続性を考察することは重要な課題である。なぜなら、この問題は新約聖書の釈義、とりわけ使徒パウロの書簡の解釈に大きな影響を与えるからである。パウロの神学を理解するためには、その思想的背景として旧約聖書および第二神殿期ユダヤ教との関係を検討することが重要な論点となる。しかし、パウロと第二神殿期ユダヤ教との関係については、現在もなお新約学において十分なコンセンサス共通認識)が形成されているとは言い難い。その結果、パウロ書簡の釈義を旧約聖書の釈義から切り離して論じる傾向が少なからず見受けられる。新約聖書に旧約聖書の明確な引用が認められない場合には、その箇所の解釈に旧約聖書の釈義を反映させることに慎重、あるいは懐疑的な立場が少なくない。
しかし近年、このような傾向を見直す研究が活発になっている。新約聖書に明示的な旧約引用が認められない場合であっても、新約本文の理解をより深めることができるという立場である。
本授業では、旧約聖書と新約聖書の関係について考察する。ローマ書とエゼキエル書を対象とし、両書の比較研究を通して、旧約聖書が新約聖書の解釈に果たす役割について考察する。特に、律法・罪・死・いのちという一連の神学的主題に注目し、エゼキエル書の釈義がローマ書の理解にどのような光を与えるのかを検討する。また、第二神殿期ユダヤ教におけるエゼキエル書の受容も視野に入れながら、旧約聖書を背景として新約聖書を読む方法論について研究する。
本授業を通して、受講者は旧約聖書と新約聖書の相互関係を学術的に分析する能力を養うとともに、比較釈義の方法論を身につけ、パウロ神学をより広い聖書神学的文脈の中で理解することを目指す。
成績評価は、授業への参加状況、担当発表、および約10,000字の研究レポートによって総合的に評価する。
午後13:30~17:00
『牧会学~魂の配慮とルター派の牧会』(PT)
石﨑伸二師(神戸ルーテル神学校教授)
6回2単位 対面(10/5対面なし)・Zoom・録画
この授業では、「牧会学」について学ぶが、特に宗教改革者であり牧師であるマルティン・ルターの牧会の理念やあり方を学び、遣わされている教会での牧会の実践に役立つことを目的とする。
特に、魂の配慮(Seelsorge)についての理解を深め、苦しむ人に対する牧会について学ぶとともに、礼拝と牧会、説教と牧会、教育と牧会の関わりについても学ぶ。
また、すべての人に必ず訪れる死についても考え、死にゆく人への牧会のあり方など、牧師や教職者が直面するあらゆる場面を想定して検討していく。牧会をしていく主体である牧師(教職者)自身についても、どのように自分自身をケアし、主の召しに忠実に応えていくのか、共に考えていきたい。
特に、ルター自身から学ぶと共に、ルター派の牧会のあり方や理念などを中心に学ぶが、日本語に訳されたルターの牧会に関する書物は限られているので、教師が配付するレジュメを用いて学ぶ。その中には多数残っているルターの手紙なども含まれる。卓上語録なども参考になるが、手紙はいつ誰に何のために書いたのかが比較的正確にわかるため、学びの参考になると思われる。また、受講者の積極的な参加のために、課題図書を設定し、毎回の授業で研究発表(ブックレポート)をしてもらい、意見交換をすることでより学びを深める。最後に最終レポートの提出をもって、本授業の成績評価を行う。
■申込締切: 2026年8月21日(金)まで。期限厳守でお願いします。必要事項をもれなくご入力のうえ、メール(agstjapan@gmail.com)にて、所定の用紙にご記入のうえ、お申し込みください。FAXでの申し込みはお避け下さい。
メールでのお申込みが早くて確実です。授業を欠席される場合は、必ずご一報をお願いいたします。
■受講料: 1科目につき 全講座受講 24,000円 (2026年9月1日以降にお振込みください)
■単位取得: 単位取得希望の方は、全授業出席(視聴)とレポートの提出のこと。
